6月3日(金)より、メンバーの小林正秀が岡山県立美術館で開催される企画展に参加いたします。同美術館の収蔵作品「土を踏む」「美作」「山雪」より展示構成がされる予定です。今回は現在も活動を続ける、小林も含めた4名の岡山ゆかりの写真家・美術家の近作を一同にご覧いただけます。ぜひ、この機会に岡山県立美術館に足をお運びください。
「日本に向けられたヨーロッパ人の眼 ジャパントゥディ4」から20年
撮影された岡山の人と風景-県内作家の近作とともに
会期:2022年6月3日(金曜日)から7月10日(日曜日)まで
会場:岡山県立美術館
開催時間:9時から17時
・6月25日(土曜日)は19時まで夜間開館
・いずれも入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日
観覧料:一般:350円、65歳以上:170円、大学生:250円、高校生以下:無料
EU・ジャパンフェスト日本委員会(東京都)は、1999年から写真プロジェクト「日本に向けられたヨーロッパ人の眼/ジャパン トゥディ」を実施しています。ヨーロッパの写真家を招聘して、「現代の人間と暮らし」というテーマで撮影を依頼します。2001年(第4回)には岡山県が撮影地になりました。オランダ人写真家のハンス・ファン・デル・メール(1955-)とベルギー人写真家のアン・ダームス(1966-)が来岡のうえ撮影して、成果は翌02年に当館の展覧会で紹介されました。
展覧会から20年を記念して、この滞在制作のほか、岡山県ゆかりの写真家4名による本県の人物と風景を撮影した近作を比較のために紹介します。
津山市在住の柴田れいこ(1948-)は、女性像に着目しました。《Sakura さくら 日本人と結婚した外国人女性たち》と、《届かぬ文 戦没者の妻たち》(いずれも写真集として出版)を取り上げます。杉浦慶侘(1980-)、下道基行(1978-)と小林正秀(1980-)は、いずれもI氏賞受賞作家です。杉浦は《神さまの殺し方》で、岡山県の山々に内在する深みを探ります。下道は橋のような構造物に着目する、意欲的な写真集《Bridge》を手がけました。小林は美作地域を《土を踏む》《美作》《山雪》と題した連作にまとめます。3人とも人のいない風景からこの地域を捉えている作品です。
●関連事業
国内出品作家によるギャラリートーク
会場:地下展示室 ※要観覧券
時間:各日14時から14時30分
日時:2022年6月11日(土曜日)
講師:杉浦慶侘氏
日時:2022年6月18日(土曜日)
講師:柴田れいこ氏
日時:2022年6月25日(土曜日)
講師:小林正秀
日時:2022年7月2日(土曜日)
講師:下道基行氏
学芸員によるギャラリートーク
日時:2022年7月9日(土曜日)
14時から14時30分
会場:地下展示室 ※要観覧券
講師:廣瀬就久(当館主任学芸員)