こんにちは。小林です。今週はほぼ家と職場の行き帰り(徒歩2分)で、超つまらなかったので、最近日常の一部と化してきたっぽい直島の事でも紹介しましょうかねー
瀬戸内の島ってそれぞれ特色があって、何気ない場所におやっ?というものもあったりします。上の溝の渡し橋(向かって左)に使われてるのは、庵治石(あじいし)と思われる石。香川県東部、庵治町と牟礼町で産出されるという石材で、イサムノグチが好んだ石としても有名らしい(だから牟礼町には庭園美術館があるんだね、、)。
そして下の階段に使われているのは、カラミ石といって、銅を製錬する際に出る不純物です。直島では100年前から銅を作っていて、煙害が出ちゃうが故に、こういった施設は島に移されるという歴史の産物。島の山がハゲているのは、昔あった火災が理由というお話もありますが、実際のところはどうなんでしょうね。風光明媚な景観と裏腹に、いろんなお話がありますね。
っと、何だか考え込んでしまったので、ちょっと山手の方に散歩を。直島はちょっと奥の方にいくと、鬱蒼とした山があって島っぽい景色や路もちらほら。島なんだから当たり前か。昼間は陽がかなり暑いのですが、夕方は結構涼しいんですよ。
山手の高台にある池。花が咲いてる。
ここは平和だなぁ。
移住希望者が200世帯はいると言われる人気の島も、来てみると手つかずの土地、というか耕作放棄地みたいな所があって、持ち主が分からなく(いなく?)なってしまった場所もあるらしい。色んなものが放置されてガタガタに崩れてたりするんだけど、ここだけじゃなく田舎のこういった土地はどうなっていくんだろうかとちょっと心配になる。
野山が増えて、里山が消えるという現象。僕らが撮ってる風景って、ほんと今後は撮れなくなってくると思います。残すだけじゃなく引き継がないとな。都会の生活に疲れたら、田舎に移住して土地を育ててみるのはいかがでしょうか。
島を離れる時はだいたいフェリーに乗るのですが、小型旅客船もおすすめです。この目線から眺める島の風景って好き。観光気分を味わうなら断然フェリーが気持ちが上がりますが、こっちだと妙に生活感が出ます。
ちょういと海を渡って玉野市の宇野。上はスナック街のビル。男爵とかキャロルとか名前が気になる(笑。下は宇野の名店VOGAのピザ。カウンター越しに窯で焼いてるの見れます。最近同僚が一人で飲みにきてるらしい…。誰だろう…。
フェリーで帰島。最近はすっかり慣れてしまって、展望テラスとか行かなくってしまった。20分間車内でのんびり。トラックとか、工事車両が多い便はなぜか落ち着く。因みに高松はフェリーだと50分かかるので、直島は香川県なのですが、買い出しなどはだいたい岡山側になります。そういや島に来だしてから、まだ高松行ってないな。
島では7月末から連日の晴れ。先週にも増して暑い…。これは熱中症になると、デニム辞めて短パン穿き始めました。今更だけどGRAFっぽくなったかな?作業も休み休みやらないと、ホントバテそう。
こっちは直島の中心より少し南にある池。南北に結構大きくて、山中の静かな場所です。夕暮れ時にたまに車でやってきます。島唯一のダムにもなっている。因みに直島の水道は岡山の玉野市から供給を受けていて、電気も中国電力。物資はほぼ岡山側からやってきます。
池中腹の道から宮浦側の眺め。山だけど、空は海っぽいのが島ですね。こんな感じでこの春から、月の数日を直島で過ごしています。
最後に、瀬戸内によく来るようになって驚いたのが、やはり夕景の美しさ。毎日こんな感じではないですが、大気の影響や空模様によってビックリするような景色を眺められます。右奥の方にちっちゃく見えるのが瀬戸大橋。今日はよく見えるな。せっかくだから、瀬戸内近隣の風景も撮影を始めますかねー
小林